ゴジラと戦争の話

みなさん、ゴジラは知っていますよね?そう、あの怪獣王です。

一番初めのゴジラが公開されたのは1954年です。第二次世界大戦が終わってまだ10年もたっていない頃なんですね。

リアルタイムで戦争を知らない我々にはピンとこないのですが、当時の人はとても怖かったらしいです。

「また疎開か」というセリフがあります。10年もたたないだけに戦争の記憶はまだ生々しく、暴れるゴジラをアメリカ軍による空襲とイメージを重ねている人も多かったのではないでしょうか。

 

我々にはフィクションの世界でしか見たことがない、破壊つくされた町が74年前には実際にあったのです。

名古屋も名古屋空襲で焼け野原になったと聞きます。

先の戦争で多くの方が亡くなっています。

身内がなくなった人もいるでしょう。しかし、今、我々はアメリカを嫌っていますか?怒っていますか?

私たちはアメリカが嫌いなのではなく、戦争が嫌いだと思っているはずです。

「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。」とお釈迦様がおしゃっています。

怨みに怨みで返していたらその怨みの応酬はつきないということです。

今、平和なのは先人のおかげです。いろいろ思うことはあっても怨みをださずに今の平和の時代を築いてくれました。

 

戦争で亡くなった人だけが戦争の被害者ではありません。アメリカ人など外国の人も含む戦争の時代に生きていた人すべてが戦争の被害者なのです。

お盆ですから、ご先祖様に手を合わせる機会もあると思います。ご先祖様のおかげで今の平和があります。手をあわせながら平和に感謝してみてください。

 

平和に感謝して、怨みを捨てる事で、あなたが次の世代の平和を作るのです。