3月11日になると思い出すこと。

私の大先輩が東日本大震災のあと、数週間後に自分の車で寝泊まりしながら唱題行脚を宮城県でされていた。

行脚の途中、小さな子供を亡くされたお母さんに出会った。

その時に先輩は普段は”仏教における死は悪いものではない”と話されるそうだが言葉につまってしまったそうだ。

「何を言えばいいのだろうか」

結局、答えはでず、手を合わせお題目をお唱えするしかできなかった。

 

先輩は「もっと勉強をしないといけない」とはにかみながら話されていたのが忘れられない。

 

さて、今の自分なら何ができるだろうか。

僧侶として、人として、人の為に何ができるか。

もっともっと勉強をしないといけない。