3月 4月の桜色の御首題 御朱印の説明

合掌

 この度は、当山 妙行寺の御首題・御朱印をお申込み頂きまして有難うございました。

たくさんの方からお申込みをいただきましてお一人お一人に返信するのが困難になりましたのでブログにて説明をいたします。

 また、全ての帳面・書置は本堂の御宝前に安置し、先祖供養と新型コロナ病魔退散のご祈願をいたしました。

 くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。

再拝


御首題・御朱印について

御首題 

お題目(南無妙法蓮華経)の両脇に【如風於空中 一切無障礙 (にょうふうおくうちゅう いっさいむしょうげ)】と書いてあります。お釈迦様は、妙法蓮華経如来神力品第二十一にて、『いかに障りが多い世でも、法華経の功徳で、風が空中を何の障りもなく流れ行くように、人間もまた一切の障礙がないかの如くなる』と説かれています。

又は 【経巻相承 直授法水 (きょうがんそうじょう じきじゅほっすい)】と書いてあります。これは『法華経と日蓮聖人の書物から直接教えを相承する』という意味で、当寺の門流である日什門流や顕本法華宗の教えを現した言葉になります。


御朱印 

四文字のものは【立正安国】と書いてあります。日蓮聖人の書かれた本、立正安国論からとっております。鎌倉時代、疫病などが流行った時に、正しい行い(法華経の意)を立てて、国を安泰にすると言う意味からです。

二文字のものは【仏心】と書いてあります。仏様の大慈悲のことや、私たちに本来備わっている仏性を表します。辛い時期ですが、だからこそ人を思いやる気持ち、仏性が大事なのではないでしょうか。

新型コロナが早く終息するように、コロナ禍で困る事がありませんようにとの思いで書かせて頂きました。