おばけの話

このブログを書いている7月26日はお化けの日らしいです。

みなさん、オバケ化けは信じていますか?

ぼくは小さな頃、よくお祖母ちゃんの家に泊まりで遊びにいっていました。
お祖母ちゃんの家は都会育ちのボクからすると楽しくて仕方ないぐらい自然があふれる場所にあります。
山や川など外でも遊べたし、家も大変ひろく子どもにとって遊び場に困らないぐらいいい場所でした。

そんなお祖母ちゃんの家ですが、一つ困った事があったのです。

家が広すぎてトイレが遠いのです。

昼間は明るいから全然怖くないんです。けど、夜になると急に怖くなるんですね。

トイレに行くまでは裸電球の明かりしかなく、薄暗い中を歩いているとオバケがでるんじゃないかと不安でした。

オバケというと、白い服をきて頭に三角をつけて(天冠といいます)、「うらめしや~」です。

何がうらめしいのか、なぜさまよっているのか。

けれども、よく考えてみてください。亡くなった方は霊山浄土にて安らぎを得られているはずです。

では、なぜ怖いのか。オバケだと思うのか。

それは自分の心を映し出しているのです。自分の心の迷いを象徴的にあらわしたのがオバケです。

心の迷いは人がもたらすものではありません。自らの心の迷いで苦しむのです。

心の迷いはなかなか気づくことができずつい簡単だから外に理由を求めてしまいます。
しかし、お釈迦さまの教え、法華経の教えを少しずつ理解していけばいつか心の迷いに気づくでしょう。

今まで外にしか目をむけていないのなら、一度、内に目を向けてみてはいかがでしょうか。